てぬぐい、空を泳ぐ。

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朝からいいお天気。土曜日熱を出して休んだ空ちんも復活。よ〜し今日から制作にとりかかるぞ〜!とはりきって保育園から戻ると電話。「38度あるのでお迎えに来てくださ〜い」また保育園にとんぼがえり。思ったよりも元気で、家に帰って熱を計っても高くないのでてぬぐいの染工場に行くことにした。そらちんが家にいると製作は無理。納期間際の晴れの日といったらまさに今日か明日。ピンクの染料を使う時は他に色うつりするといけないので一気に作業すると前にうかがったので、今日なら空に泳ぐ私たちの手ぬぐいが見れるかも。くうちゃんを迎えに行ってそこから染工場へ。干し台には白い手ぬぐい。「私たちのじゃなかったね・・・残念!」
ちょうど奥さんが外で立ち話をしていたので聞いてみると、「あれ?お父さん(納期が)6月だっていってたけど・・・確認してくるねぇ。」すると親方登場。「色のことでさっき電話したばっかりだったんだよ〜。留守だったからさあ。」今日行かなくっちゃ!と思ってたのは親方が呼んでたんだ〜。なんだかすごい偶然でびっくりした。
 型紙はできていて、感動!(ああ私たちの絵が・・・細かいところまできちっと再現されているよ!!)ピンクのふちの色を親方のアドバイス通り黒から紺に変更。
さっそくのりつけがはじまった。手早い、でも確実で丁寧な作業。これぞまさに職人技。2反分をあっというまに糊付し、おがくずの上で定着。次は染料をしみ込ませていく。 お昼になってしまったので、私たちもご飯を食べてからまた見学させてもらうことにした。
 戻って色付けを見学。丁寧にすみずみまで染まるように染料を流し込んでいく。はじめに両端の紺色、次に真ん中のピンク色。ここまで見せていただいて、洗いの作業の間外に出て待つことにした。親方はご厚意で見学させて下さったけれど、職人さん方にとっては邪魔に違いない。(その割には図々しく写真撮影もさせていただいたけれど。)
通りがかりの赤ちゃん連れのママに教えてもらって近くのコンビニまで行って戻ると私たちのピンクの手ぬぐいが!!
「わ〜すごいね〜!コレがみたかったんだよね〜!」本当に感動した。空ちんも空を見上げて大喜びだ。
これから病院に行くと言ってた親方、時間がないのにもかかわらず干し台から長いのを外し、2つ分だけカットして折って手渡してくれた。これが江戸職人さんの粋なのだなあ。かっこいいなあ。そしてうれしいなあ。

「素人はおことわり」と電話口でいわれつつも勇気を出してお願いに伺った時はまだ桜が咲いていて、寒くてダウンコートを着ていたのに今は清々しい初夏。くうちゃんと「やっとここまできたねぇ〜」と帰りの車の中でジ〜ンとしながら帰って来た。たくさんの人の手から手を渡り、たくさんの工程をへて江戸手ぬぐいはできあがるんですね。それを肌で実感させていただけてほんとによかった・・・。親方、職人さんどうもありがとうございます。

そんなわけで染工場のかたがたにご迷惑をおかけするといけないので私たちからは紹介はできませんが、空にたなびく様子だけでもぜひちらっとだけでもごらん下さい。この長〜いピンクの帯がもう一度巻かれてカットされて丁寧に折られて26日からギャラリーに並びます。もう一色きれいな若草色のものも登場します。ぜひ福福百貨展にお越し下さい!!
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by masulira | 2005-05-16 13:03 | のほほん日記

イラストレーターマスリラの絵日記。


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