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穴八幡とグランマモーゼス

千駄ヶ谷にグループ展の絵の搬入に行くのでそのついでに早稲田の穴八幡へ。まきまきとともに、冬至から節分まで分けてくれる一陽来福のお守りをもらいにいく。これはここだけに昔から伝わるお守りらしくて、この季節は出店が出てたくさんのお客さんで賑わっている。節分の日の12時にその年の恵方にはりつけるという珍しいお守り。「一陽来福」という名も好き。去年は「厄年だったから・・・」という台詞で片付けたいような目にもあったので、今年は厄払いも念のため頼んできた。えっ?!と思うようなリーズナブルなお値段で、祈祷は本人抜きでいいらしく、住所と名前だけを聞かれて、お札と携帯用の小さなお札をもらった。「明日から順次ご祈祷いたします」といってたので、それをよみあげてくれるのだろう。一陽来福守りの方で忙し過ぎて手いっぱいなのかな?(笑)
  そのあと神社裏の麻の葉でお昼。麻の葉に行ったら麻の葉弁当と心に決めていたけれど、本日のメニューのどれもが美味しそうで迷う。決めてからその他のメニューが次々と相席の人の前に運ばれてきて「あ、こっちにすればよかったかも・・・」とその度に言ったけれど、麻の葉弁当はやっぱりおいしかった。まきまきはまかないカレーがよほど気になったらしく、帰り際に「あれはいつもあるんですか?」と聞いていたけれど、なかなかでないものだったのでますますがっかりしていた。(笑)ぜひまた食べにきたい。そのそばにあったタイムと言うカレー屋さんがなくなっていて残念。いつもタマネギの甘い香りが漂っていて、よく食べに行ったのに、店の名前はすっかり忘れていた。

 千駄ヶ谷によったあとは文化村のグランマモーゼス展へ。
初めて原画をみたけれど、古き良き時代の農村の風景がそれは楽しそうに描かれていた。モーゼスさんはこんなに楽しい田園生活を送ってたんだなあ。馬や牛とともにすごす生活を送っているから馬牛の絵がうまいのだなあ。なんて能天気にみていたのだけれど、会場にあったビデオをみたらそうではなかったのだと分かって驚いた。人口が減り廃れていく農村を嘆きつつ、かつて自分がすごした楽しかった風景、暮らしを思い出して描いていたのだそう。時には新聞の切り抜きを見ながら。でも自分が好きな(好きだった)暮らしの風景を描くのは楽しかったのだろうな。技術的に上手な絵ではないけれど、そういう気持ちはどんどん伝わってくる。空の雲とか、一本一本の木の動きとかがホントに丁寧に描かれていた。いいものを見れた。 
  
by masulira | 2005-01-28 13:29 | のほほん日記

イラストレーターマスリラの絵日記。


by masulira
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